宇治谷川一枚大石橋 - 松山街道宇治谷川に架けられちょった巨石

宇治谷川一枚大石橋(佐川町加茂)

[ 高知県高岡郡佐川町加茂  ]


JR土佐加茂駅の南口近くに、海津見神社がありますが、その境内に「宇治谷川一枚大石橋」と言う佐川町指定文化財になっちょる大石があるがです。

佐川町指定文化財
宇治谷川一枚大石橋 (平成十年一月二十六日指定)
(長さ4.00m 幅2.2m 厚さ0.35m 一部欠損)

この大石を用いた橋は、江戸時代の終わりごろ、加茂地区を通り高知から松山に通じる松山街道の宇治谷川に架けられていたもので、「一枚岩の大石橋」として旅人や道行く人々により広く世間に知らされていた。
この巨石は加茂本村の山中で発見され、大型機械の無かった時代、多くの村人が駆り出され、力を合わせ運び出されて架けられた。
死者も出たといわれるこの難工事を、見事に完成させた住民の苦労がしのばれるが、同時に、この大石橋は当時の道路事情を物語る証としても貴重なものである。
右の側面に竣工した「嘉永四年(1851)辛亥春成」の文字が刻まれている。

平成二十五年十二月一日
佐川町教育委員会

【 参考・引用 】  説明板より



宇治谷川一枚大石橋(佐川町加茂)

大石に向かって裏側(右側面)に、竣工した「嘉永四年(1851)辛亥春成」の文字が刻まれちょります。

嘉永四年辛亥(かのと い・しんがい)の年の”春”に竣工が成ったの意味です。

宇治谷川一枚大石橋(佐川町加茂)

海津見神社(わだつみ じんじゃ)の御祭神は大海津見神で、古来加茂本村の氏神で、元塚穴竜王宮、八大竜王などと称されちょったそうですが、明治元年に海津見神社となったそうです。

海津見(わだつみ)とは、”海の精霊”を表わす語であり、大海津見神は「海の守護神」になるがです。

此処は、内陸の山の中(盆地)じゃき海はないけんど、元の名が「塚穴竜王宮」とか「八大竜王」等と称されちょったとあるき、「塚穴竜=蛇かな?」と「八大竜王=龍」、即ち「水に関わる神さん」です。

神社の前に川が流れ、周囲は田んぼですき、どちらも「水の恵み」と「五穀豊穣」をもたらす神さんとして祀られちょったがでしょう。

明治になって、神道保護の目的で廃仏毀釈令が出され、各地の神社から仏教的要素を排除するべく神さんの名や神社名称が変更されちょります。

ここも、元の名称は仏教的要素の神社じゃったき、古来よりの「記紀神話」に登場するような「由緒正しい名前」に変更されたがでしょうねー。

海か山かの違いだけで、どちらも「水神さん」ですき・・・・・。

八大竜王、八大龍王(はちだいりゅうおう)は、天竜八部衆に所属する竜族の八王。
法華経(序品)に登場し、仏法を守護する。
霊鷲山にて十六羅漢を始め、諸天、諸菩薩と共に、水中の主である八大竜王も幾千万億の眷属の竜達とともに釈迦の教えに耳を傾けた。
釈迦は「妙法蓮華経」の第二十五 観世音菩薩普門品に遺されているように「観音菩薩の御働き」を説いた。
その結果、「覚り」を超える「阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい、原語Anuttara samyaksaMbodhi)、無上正等正覚(むじょうしょうとうしょうがく)」を得て、護法の神となられるに至った。

古代インドではナーガ (नाग, Nāga) という半身半蛇の形であったが、中国や日本を経て今の竜の形になった。

【 参考・引用 】  八大竜王 - Wikipedia




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