椙本神社・秋の大祭 - 御神輿は国の重要文化財「八角形漆塗神輿」

椙本神社・秋の大祭(いの町)

[ 高知県吾川郡いの町大国町 ]


今日11月23日は「伊野の大国さん」として親しまれちょります、椙本神社の秋の大祭ながでした。

椙本神社の神社年表によると創建は延暦12年(793)と記されちょりますき、平安遷都の1年前の今から1200年以上前に創建されちょる、古い神社ながです。

商売繁盛、家内安全、五穀豊穣、病気平癒等に御利益があると、古くから信仰されちょります。

丁度今日は祭日ですき、境内は大勢の人が参拝に訪れちょりました。

椙本神社・秋の大祭(いの町)

神殿での参列者のお祓い等が終り、13時30分近くになって、御神輿に御神体が乗り移り、御神幸(土佐では”おなばれ”)が始まりました。

先導役に続き、子供神輿です。

椙本神社・秋の大祭(いの町)

天狗面を被った供衆を”鼻高”とも言うけんど、実態は「猿田彦」です。

『古事記』や『日本書紀』等の天孫降臨に出てくる神さんで、「日本と言う国の初まりの際、先導して天孫を国土 に御啓行(みちひらき)になったと伝えられちょる神さんです。

椙本神社・秋の大祭(いの町)

獅子舞で御馴染の、「獅子馬(獅子駒)」と、その後ろは台榊です。

椙本神社・秋の大祭(いの町)

毛熊、鳥毛、挟箱、旗等が続きます。

椙本神社・秋の大祭(いの町)

そして参列者が続き、最後に御神輿が社殿を降りて来ました。

椙本神社・秋の大祭(いの町)
この後、御旅所までの町内を練り歩き、舞や雅楽を奉納して、また、神社に戻って来るがです。

椙本神社・秋の大祭(いの町)

写真は、国の重要文化財になっちょります「八角形漆塗神輿」です。

この御神輿が作られたのは鎌倉時代の弘長3年(1263)じゃそうです。

何でも現在、国の重要文化財として指定されちゅう御神輿は全国に26基あるそうじゃけんど、殆どは良く見る普通の四角形の御神輿じゃそうで、八角形の御神輿は、この”いの椙本神社”の御神輿一基だけと言う、大変珍しい御神輿にもなるがです。

大事な御神輿を後世に残そうと、昭和52年に複製の御神輿を作り、現在、御神幸(おなばれ)にゃ、複製が使われちょります。

ですき、国の重要文化財の「八角形漆塗神輿」は、御神幸(おなばれ)が行われゆう間も、拝殿で一般に見る事が出来るがです。

因みに、神社名のスギの字が漢字の「杉」ではなく、国字(漢字の字体にならって日本で作られた文字)の「椙」であり、もう一つは神文が「三輪」。

つまり「三輪山伝承」にも結び付くがですき。

古くから、椙本神社のある裏山・加茂山は神奈備(神道において、神霊が宿る御霊代・依り代を擁した領域)とも言われちょり、三輪山の御祭神は大物主神(大国主神)。

山の名・加茂山も、三輪山(神奈備)に繋がる賀茂氏=加茂と・・・・・。

それに、大物主は蛇神であり水神または雷神ともされちょり、椙本神社の前を流れる仁淀川は古代に於いては神河と言われたともあり、土佐の伝説にゃ龍神伝説もあるがです・・・・・。

と、面白く興味深い場所でもあります。

いつか、もっと詳しく調べて記載できたらいいなと、思うちょりますが・・・・・。


椙本神社・秋の大祭(いの町)


MapFan地図へ
関連記事

  



0 Comments

Leave a comment