野見湾 - 海底の大部分は648年の白鳳大地震で沈んだ野見地区

野見湾

[  高知県須崎市・野見・大谷地区  ]


以前、野見は母の故郷じゃと御紹介した事がありますが、正直何にもない野見湾にある小さな漁村ながです。

湾内に浮かんじゅうがは「カンパチ」や「鯛」等の養殖筏じゃと思われます。

野見湾
[ 野見漁港 ]

今はもうないけんど、昔は須崎からこの野見・大谷へと巡航船が通いよって、この辺りが野見の船着き場じゃったと思われるがです。

子供の頃の記憶で、毎年旧暦の1月14日じゃけんど母の実家に行って、高知県の保護無形文化財になっちゅう「潮ばかり」と言う伝統行事を見た記憶が残っちょります。

この祭りは、海神である竜神にその年の大漁と集落の繁栄を祈り、旧暦1月14日の深夜に行われます。

五色の短冊を飾った高さ15メートル余りの淡竹が集落の中央に立てられ、夜になると木やり唄に合わせて若者達によって悪霊鎮めの地搗(じつき)をしながら浜辺まで運ばれると、干潮時に沖に立てられます。

後日、その竹が沖方向に倒れると大漁、岸方向に倒れると豊作の年になると伝えられています。

【 参考・引用 】
[町の大漁と繁栄を深夜に祈願!「野見の潮ばかり」/高知県保護無形文化財):


youTubeに、「潮ばかり」の動画がありましたき、御参考にどうぞ!

youTube - 潮ばかり


野見湾
[ 野見から見た大谷方面 ]

野見の東、野見湾の最奥の大谷地区です。

地図で見てもらうと判るけんど、人口の多い野見漁港のある場所と対岸が野見地区と言う飛び地になっちょり、変ですろー。

じゃき、大昔の白鳳大地震で野見湾に沈んだと言う伝説があるがです。

野見湾
[ 野見への峠から見た安和・久礼方面  ]

野見湾の外は土佐湾。

遠くに見える安和は須崎市、久礼は中土佐町になります。

野見湾
[ 野見への峠から見た勢井の浜 ]

先に、昔、巡航船が通いよったと書いたけんど、外海がシケて(荒れて)運休になった時は、須崎から対岸の簑越(みのこし)まで渡し船で渡り、山越えすると写真の勢井(せい)に出るがです。

昔は、磯釣りに来たり、母と岩場に降りてコンマイけんど天然の岩カキを採ったりした記憶がある・・・・・。

今でも、昔の面影が残っちゅう綺麗は浜ですき。

野見湾
[ 勢井の浜から見た中の島と戸島 ]

その勢井の浜からは対岸に中の島と戸島(へしま)が見えちょります。

現在、中の島へは橋が架かっちょりますき、車で行く事が出来るようです。

その戸島にゃ昔「戸島千軒、野見千軒」と言われる程の、当時の人口密度を考えたら大集落があったそうなが。

それが、一夜にして海の底に沈んだ・・・・・。

前述した648年の白鳳大地震での出来事ながです。

ですき、地図上の野見地区の飛び地の事を書いたけんど、この野見湾の殆どは昔は野見地区の陸地があった場所じゃと思われます。

実際、戸島神社の周囲からは弥生式土器や、茶碗等の陶器の破片が出土したり、周辺の海底からは井戸跡などの遺跡や遺物が発見されちょります。

因みに、戸島神社は海の傍にあり、航海の安全の神さんとして祀られちょります。


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