岩屋観音堂 - 四国八十八箇所第三十二番札所・禅師峰寺奥の院

岩屋観音堂

[ 高知県高知市介良丙 ]


2014-05-12 に御紹介した岩屋山薬師寺の続きを・・・。

岩屋山薬師寺 - 琳猷上人が源希義の念持仏を安置したのが始まりとか  2014-05-12

岩屋山薬師寺の女厄坂を、更に上へと道が続いちょり、墓地を過ぎると苔蒸した石を敷き詰めた急な道となっちょります。

岩屋観音堂

鬱蒼と樹木が覆いかぶさり薄暗い参道を息を切らしながら登って行くと、途中には「丁石」の石仏がある。

岩屋観音堂

最後の丁石を過ぎると、参道脇に井戸もあるがです。

傍らにある手水鉢にゃ、文政年間の年号が刻まれちょりました。

岩屋観音堂

井戸を過ぎて暫く登って行くと、ちゃんと敷かれた石段の上に「お堂」が見えて来るがです。

此処が、岩屋観音堂ながです。

岩屋観音堂

此処「岩屋観音堂」は、四国八十八箇所第三十二番札所・禅師峰寺の奥の院になるがでして、背後に大きな岩を背してお堂が建っちょります。、

約40mの岩屋山薬師寺から、汗をかき息を切らせながら上がって来たこの場所は、標高が約200mと、正直ちょっとキツイ登り坂じゃったき・・・。

因みに、この岩屋観音堂のある鉢伏山の山頂は標高が216mです。

岩屋観音堂

御本尊は観音菩薩の変化身の1つであり、六観音の1つでもある十一面観世音菩薩じゃそうです。

苦しんでいる人をすぐに見つける為に、頭の上に11の顔があり、全方向を見守っているそうで、それぞれの顔は人々をなだめたり怒ったり励ましてくれたりする菩薩さんながです。

十一面観自在菩薩心密言念誦儀軌経によれば、10種類の現世での利益(十種勝利)と4種類の来世での果報(四種功徳)をもたらすと言われる。

十種勝利
・離諸疾病(病気にかからない)
・ 一切如來攝受(一切の如来に受け入れられる)
・任運獲得金銀財寶諸穀麥等(金銀財宝や食物などに不自由しない)
・一切怨敵不能沮壞(一切の怨敵から害を受けない)
・國王王子在於王宮先言慰問(国王や王子が王宮で慰労してくれる)
・不被毒藥蠱毒 寒熱等病皆不著身(毒薬や虫の毒に当たらず、悪寒や発熱等の病状がひどく出ない。)
・一切刀杖所不能害(一切の凶器によって害を受けない)
・水不能溺(溺死しない)
・火不能燒(焼死しない)
・不非命中夭(不慮の事故で死なない)

四種功德
・ 臨命終時得見如來(臨終の際に如来とまみえる)
・不生於惡趣(悪趣、すなわち地獄・餓鬼・畜生に生まれ変わらない)
・不非命終(早死にしない)
・從此世界得生極樂國土(今生のあとに極楽浄土に生まれ変わる)

十一面観音 - Wikipedia:



岩屋観音堂

周辺は樹木が鬱蒼としちょりますき、視界は僅かにしか開けちゃーしませんが、眼下に下田川の流れと、大畑山方面の山並みが見えちょりました。


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